Aug 18, 2009

クレジットカードの上手な利用

誰もが一枚持っている"クレジットカード"です。現金がなくてもお買い物をすることができます。自分の収入や持っている範囲に限られた利用には問題がありません。しかし、残念なことに気が大きくなってしまう、残りすぎてしまう人もいるのです。最後は自分が辛い思いをしてしまいます。クレジットカードがサポートしていないお店があることを頭に入れておきましょう。
IDカードは、さまざまなところで使われており、現在の世の中では必要不可欠となっています。そしてそのほとんどはICカードとも言えます。 IDカードにICチップを埋めこんでいます、様々な情報を記憶しています。たとえば、電子マネーやクレジットカードや会員カードなどがあり、社員証などの従業員の出入りや、出て脱退などを確認することができます。
 1969年、西武鉄道は西武秩父線を開業し、同社初の有料特急「ちちぶ」号として、新型特急電車5000系「レッドアロー」を走らせた。運転台窓の下に銀色の飾りを入れた姿は、まるで鉄の仮面を被ったヒーローのようで、電車好きの子どもたちの憧れだった。当時、西武鉄道は秩父線をさらに軽井沢まで延伸する構想があったという。実現すればレッドアローも軽井沢行きになったかもしれない。

【写真:室内はちょっとリニューアルされている】

 ところが今、初代レッドアローはもっと遠くで活躍している。なんと北陸の富山地方鉄道で、立山黒部アルペンルートの一翼を担っているのだ。【杉山淳一,Business Media 誠】

●07時07分、急行宇奈月温泉行き。富山地鉄「16010形」

 鉄道車両の寿命は約20年が目安だと言われている。もちろん整備状態が良ければもっと長持ちするが、だいたい20年前後で第一線を退くというパターンが多い。これが鉄道ファンにとってどう影響するかというと、「子どもの頃に憧れた電車は、大人になった頃に引退してしまう」ということになる。つまり、自由にお金や時間が使える頃には消えてしまうわけだ。

 絵本で見て憧れた電車に会えない――鉄道趣味の魅力には、新しい電車の登場だけではなく、去りゆく電車への思慕という要素も大きい。

 そんな中、子どものころの僕が憧れた西武鉄道「レッドアロー」5000系は、今も富山地方鉄道で走っている。富山地方鉄道に乗りに行く機会ができて、もっとも楽しみにしていた電車が元「レッドアロー」だ。富山地方鉄道では16010形という番号に改められ、主に「アルペン特急」として走っている。詳しく調べると、残された部分は車体だけで、足回りは国鉄の特急電車の流用だったり、運転室の部品が元京浜急行だったりするらしい。でも、外観や室内は昔のままだという。ちなみにWikipediaによると「レッドアロー」という名前は西武鉄道の商標なので、16010形は「レッドアロー」とは呼ばないらしい。

 16010形は主に特急列車として運行されているという。富山地方鉄道の特急列車は2系統あり、1つは電鉄富山と宇奈月温泉を結ぶ特急「うなづき」、もう1つは立山と宇奈月温泉を結ぶ季節特急「アルペン」だ。どちらに乗ろうかなと思案しつつ、10月11日、祝日の朝に電鉄富山駅に行ってみたら、なんと07時07分発の急行が16010形だった。あっさりと希望がかなったので、この電車で宇奈月温泉まで乗り通すことにする。ちなみに特急に乗るには特急券が必要だが、急行は乗車券だけで乗れる。もっとも僕は「電車全線2日間フリー乗車券」を持っていて、このきっぷは特急の自由席も利用できる。

●車内はよく整備され、ちょっぴりリニューアル

 レッドアロー時代は最長8両、最短4両で運行された16010形は、現在は2両編成のワンマン運転だ。運転台付きの電車が背中合わせで、プラレールより短い。多客期は中間車を1両増結した3両編成になるらしいが、その運行もこの旅の翌週、10月16日が最後になったそうだ。リクライニングシートに深く腰掛けると、観光特急ならではの大きな窓で視界も良好。外観はちょっとくたびれた感じもあったけれど、車内はよく整備されている。大事にされているんだなあ。

 僕は西武鉄道で活躍していた5000系を知らない。だからどこをどう改造したのかはよく分からない。でも、おそらく出入り口と客室の仕切りにあったはずの壁と扉は撤去されたようだ。そして、連結面の座席の配置に違和感がある。たぶんここは車掌室やトイレがあったのではないか。そこには座席の他にジュースの自動販売機がある。トイレがあったところに飲み物の自販機……いや、これは知らぬが仏かもしれない。

 電鉄富山から宇奈月温泉は、富山地方鉄道の「本線」だ。本線といっても、複線区間はとなりの稲荷町駅まで。稲荷町からは上滝線が右へ分岐して、残り51.7kmは単線になる。この急行電車は電鉄富山から寺田までは各駅に停まる。寺田からは右へ立山線が分岐する。つまり、本線がもっとも日本海側を走っている。ただし、まだ海までは遠く、農村地帯の向こうに立山連峰が見える。

●北陸本線との併走区間が楽しい!

 寺田を過ぎると2つの駅を通過。急行らしくなったなと思ったら、次の上市に停車。しかも、方向転換するという。山岳区間でもないのにスイッチバックをするらしい。こんな不自然な線路配置にはきっと理由がある。調べてみると、このあたりの路線変更の経緯はかなり複雑だ。思いきり要約すると、北の滑川方面からここまでの路線と、西の富山駅方面からここまでの線路が、さらに東へ行こうとして合流したところが現在の駅。この駅から先が廃止になったのでスイッチバック駅が残された……といういきさつらしい。

 小雨の降る中、急行電車の運転士さんがホームを歩いて移動している。あれ、そういえば立山線との分岐駅の寺田駅は富山側に合流するから、立山と宇奈月温泉を結ぶ特急「アルペン」は、短い区間でスイッチバックを2回も行うことになる。こちらも珍しい。西武鉄道時代の5000系は飯能でスイッチバックをしていた。5000系にはスイッチバックのための特別仕様なんてないけれど、スイッチバックに縁の深い電車だ。車内では座席の向きを変える音が響いている。背もたれを座面方向に押して回転するタイプ。最近はペダルを踏むタイプが多いから、この方式は珍しい。

 進行方向を変えた急行電車は北へ転進。北陸自動車道と2本の国道をくぐって北陸本線に並んだ。あちらは複線の幹線。こちらは単線のローカル線。駅の数はこちらのほうが多く、長距離輸送と地域輸送の役割の違いを示している。富山地鉄の電車とはときどきすれ違うが、北陸本線の列車はちっとも見えない。列車の運行本数はこちらのほうが多いかもしれない。と思ったら、北陸本線に大スターがやってきた。濃緑の客車と同色の機関車。ピンクのヘッドマーク。寝台特急「トワイライトエクスプレス」だ。昨日の午後に札幌を出て、大阪着は昼過ぎ。今頃は食堂車で朝食タイムのはず、いいなあ。

 北陸本線の南側の線路が、越中中村駅から先で少し離れる。電車が早月側を渡ってしばらく走ると、北陸本線の線路を潜って海側に出る。ここから先は魚津市内だ。急行電車は西魚津駅から各駅に停まる。海側の併走区間はすぐに終わって、北陸本線は緩やかに右へカーブ。富山地鉄は直進した後、電鉄石田駅から左に曲がり、勾配を上がって北陸本線を超える。海側へ行ったと思ったらまた戻る。なんでわざわざこんなことを……と不思議だがこれにもちゃんと理由がある。現在の電鉄黒部駅で、黒部鉄道と接続したのだ。

●宇奈月駅、沖縄のアイスクリームを食べながら足湯

 黒部鉄道は国鉄三日市(現在のJR黒部駅)と宇奈月駅を結ぶ鉄道だった。宇奈月では日本電力が建設した専用鉄道と接続した。黒部川上流の電源開発の資材は、国鉄、黒部鉄道、専用鉄道の間でリレーされた。黒部鉄道は資材輸送だけではなく、沿線の温泉観光開発も手がけていた。富山鉄道は黒部鉄道に接続することで、自社の鉄道旅客を増やそうとしたというわけだ。後に富山電鉄は黒部電鉄を合併した。こうして、富山から宇奈月温泉に至る富山地方鉄道本線が完成した。

 急行電車は西へ向かう。電鉄黒部駅は電車の車庫があって、珍しい車両もあるらしく、鉄道ファンが熱心にカメラを向けていた。ここからしばらく平野部を走ったのち、下立駅を過ぎると勾配が大きくなった。ここからは南へ向きを変え、いよいよ宇奈月温泉駅への山岳区間である。電車は力強く上っていく。かつて西武5000系として都心と秩父を往復した16010形の本領発揮だ。トンネルを越えると黒部川が形成した谷の中。愛本駅のそばには鉄柱と電線がズラリと並ぶ変電所がある。いよいよ黒部川の電源地域に踏み込んだ。

 緑の山に挟まれて、山道を上っていくと終点の宇奈月温泉駅。黒部峡谷鉄道と接続する駅としても知られている。ちなみに黒部峡谷鉄道の駅は宇奈月駅。西武秩父駅も秩父鉄道と接続していたので、こんなところも16010形の古巣に似ている。西武鉄道5000系として製造されてから41年、富山に来てから15年。いつまでも頑張ってほしい。

 せっかくだから街を散歩してみよう。温泉噴水のある宇奈月温泉駅から宇奈月駅までは約200メートル。沿道に足湯を見つけた。ここはホテル「フィール宇奈月」で、足湯は「カフェ・ボンフィーノ」のオープンテラスだ。足湯無料とあるけれど、その心意気に敬意を表して店内へ。峡谷の肉まんとコーヒーで朝食をとる。このお店では、沖縄のブルーシールアイスクリームを扱っていた。イモが原料なのにアーモンドチョコレート風味の「ウベ」をいただき、足湯に浸かりながら食べる。こういう「頭寒足熱」もいいものだ。

●富山地鉄の魅力はまだまだあるよ

 富山地方鉄道は、ここまで乗ってきた本線のほかに、寺田から立山までを結ぶ立山線と、一体的に運行されている不二越線と上滝線、そして路面電車の市内軌道線がある。立山線の終点の立山は、富山から見れば終点だけど、長野県の大町に至る「立山黒部アルペンルート」の中継ポイントだ。立山黒部アルペンルートを直線でとらえれば、日本海側の起点、終点は富山になる。前述の特急「アルペン」は、立山黒部アルペンルートのお客さんを宇奈月温泉に導く列車である。その重要な役目を16010形が担っている。

 不二越線と上滝線は稲荷町駅と岩峅寺(いわくらじ)駅を結ぶ。沿線はほとんど住宅街

で変化に乏しいが、大川寺駅と岩峅寺駅の間で常願寺川を渡る。この鉄橋から眺める北アルプスの風景がいい。

 終点の岩峅寺駅は立山線との接続駅だ。駅舎は2階建てのビルだが、大きな鬼瓦がついた瓦屋根の和洋折衷建築。2009年に公開された映画『剣岳 点の記』ではこの駅を富山駅としてロケが行われたそうで、待合室にはロケの様子の写真がたくさん展示されていた。

 不二越線・上滝線は、ほとんどの列車が電鉄富山駅から発着している。岩峅寺駅は立山線の駅でもあるから、電鉄富山駅と岩峅寺駅を結ぶルートは2つ。そこで、本線−立山線ルートを「寺田経由」、不二越線と上滝線ルートを「南富山経由」と表示している。南富山には市内軌道線が接続しており、じつは線路がつながっている。そのため上滝線を低床車両に対応させて、市内軌道線と直通させる構想があるという。

●新しくなる軌道線と、古き良き風景を残す鉄道線

 市内軌道線と言えば、2009年に丸の内 - 西町間が単線で開業し、富山駅前を経由する環状運転が始まった。愛称は「セントラム」。富山ライトレールの成功を受けて、市内軌道線もLRT※化の気運が高まっている。

 なお、北陸新幹線の開業と同時に富山駅は高架化される予定。富山ライトレールと市内軌道線の相互乗り入れも計画されている。

 新しくなっていく軌道線と、古き良き風景を残す鉄道線。16010形が現役な理由は、軌道線の改良を優先しているからともいえそうだ。でも、北陸新幹線の開業に合わせて、宇奈月、立山方面の観光特急にも変化があるかもしれない。富山地方鉄道の未来が楽しみだ。

※LRT……軽量軌道交通(Light Rail Transit)のこと。大型車両を用いる本格的鉄道(Heavy Rail)に対し、都市内やその近郊で運行される中小規模の鉄軌道全般を指す。

<今回の電車賃>
富山地方鉄道 電車全線2日間フリー乗車券 4400円
※連続した2日間、富山地方鉄道の鉄道線・軌道線が乗り降り自由。特急列車も自由席のみ乗車可。


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